血塗られた盤
-Episode 1-

記念すべき第一話は、車とストーンズバカ、この2つを兼ね備えた(?)私の過去の逸話を披露させていただきます。副題は”自分はこんなやつ”

もう何年も前の事ですが、R32SKYLINE好きの私は、自身同型2台目となるR32 SKYLINE TypeMを会社の先輩の関係先から中古で購入。ノーマルのままは嫌なので、とりあえず改造の定番たる足回りとマフラーを換え、ブースト計など小物を取り付け一気にスパルタンに変身させました。でもそうそうお金も無く、タイヤ溝は3分山しかなかった...

改造1週間後、足回りの慣らしも終わり、ステアリングをMOMOに換え、すっかり御満悦だった8月31日、雨がぱらぱらと降る夜のこと。車で羽田空港へ行って用事を済ませた後、一緒にいた会社の同僚より一足先に駐車場を出ました。 しかも同僚に「かっこよーなったやろー」なんて自慢までして(笑)

そして改造後初めての雨の感触を楽しみながら気持ち良くなってきたところで、走りなれた、攻め甲斐のある"下って上っての左直角コーナー"にさしかかりました。

いつもよりは控えめな速度でコーナーに進入!クリッピングポイントでアクセルオン!!
リアが一気にアウトへながれるー!OUT OF CONTROL!!!
街路燈にクワガタ状態でクラッシュ!購入1ヶ月で廃車(涙)。

無事に車からはい出たものの、顔面と足が血だらけで意識も朦朧としてた所に、先ほど別れた同僚が追いついてきました。”大丈夫かー?しっかりしろ!!”と私を励ましながら彼は携帯で警察に連絡してくれ、その横で私は歩道に横になり、”寒いなー、やばいなー、内臓だいじょうぶかなー”なんてうっすらと考えてました。

が、しばらくたってもいっこうに警察/救急車が到着せず、どんどん流れる血とだんだんじわじわ感じる体の痛みの為、かなり弱気になっていたその時、私が運ばれた後には車がレッカーされることにふと気付き、発煙筒たいたりして、ずっと一緒にいてくれてるその同僚にかぼそい声で
「す、すまん、助手席に赤と黒のダブルジャケのCDがあるから鞄に入れといて」とお願い(笑)。

これは発売当時そんなものがあるとは知らず、知ったときには時既に遅し、すっかり市場から消えた為に某店でなんと45000円(1タイトル投資最高額)もはたいて購入した『FLASHPOINT + COLLECTIBLES』
2枚目は未だにこれでしかCDでは聴けない12インチ等を収録した逸品。が、しかーし、今や新宿でも5000円くらいで売ってます(苦笑)。
これが通常の赤と黒色のジャケの「FLASHPOINT」とは違い、赤単色のレザー(風?)ジャケのその逸品。その右上の赤い染み、MY BLOODでございます・・・。

結果的には、体は奇跡的に軽い鞭打ち程度で済み、そのかわり車両保険に入ってなかったので、車両代等で200万円近くが一気に吹っ飛ぶ(対物保険がきいた街路燈も200万円位した..)事故になりました、が、その時は絶対にこれだけは保護しようと必死でした(爆)

そしてその事故から1年近く経った後、血染めはいやだから今度は市場価格でシールド品を購入。そのままCDラックに飾られてます(笑)。 そして車はまた自身3台目となるSKYLINE typeM、しかも”改”仕様を購入(爆)。

なお、こうしてすっかりストーンズ/車バカぶりが有名になってしまった会社での後日談を..

事故から1年後の9月23日、海外でのストーンズを初体験しにシカゴに飛び、 BTBツアー初日をまさに堪能、感動に朦朧としてホテルの部屋に戻ってみると、会社から国際電話。 相手は私の上司。

STONES初日どうだった?そうかー、よかったか。ところで○○、1週間後の10月1日から出向先に異動な。車通勤になるから気を付けろよ

おあとがよろしいようで(?)

ながながと大変失礼いたしましたー。どんどんどんどんどん。


 

【お・ま・け】2008年5月31日の悲劇
この車の事故やその後の火事といった苦難(どっちも自分が悪い)を共に乗り越えてきた『FLASHPOINT+COLLECTIBLES』1号を綺麗にしてやろうと久しぶりに拭いてると、、、
しつこくこびりついた消火剤を以前から何度も拭いてて背中部分がかなり弱っていたのか、、、背中部分がぼろっと分解して『FLASHPOINT』と『COLLECTIBLES』に分裂してしまいました(涙)


そういえばこれってレザー製でもビニール製でもなく、ただの紙製だったのね。。。その後「4号」を3800円で買いましたとさ(笑)


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