Bridges To Babylon TOUR 1999
at
Wembley Stadium,London,U.K.
12th JUNE

夢だった Wembley Stadium で初日を最前列で見た後、2日目はどこでみようか非常に悩みましたが、なんとさらにスーパーなポジションで観れました!で、やっぱり演奏中の記憶はぶっ飛んでるんで、こちらは写真を中心に簡単ながらもレポートをアップします。


6/12 2日目・開演前

朝7:10頃目を覚まし(4時間半くらいしか寝てない)、たった一日で声が枯れてしまってる自分を情けなく思いながらも、とっとと朝食を摂り、新聞を軽くチェックした後、FCツアーの連れ2人と合流してPaddington駅へ。なんと人身事故か何かで乗ろうとしてた電車が動いてない!でも別のLineが生きてたから一安心。

昨日より30分遅い9:20到着。さすがに土曜日だけあって、昨日より人が多い。
でもAゲートに行ってみると、昨日も一緒に観れたTACさんが既に2段目に並んでて、我々を呼んでくれました。次にいた外人さん2人は快く我々を上に入れてくれたのです!TACさんに感謝!いやー、良かったです。その列の最上段はなんと日本人女性2人でした。凄いですねー、日本人って。

2日目は初日以上の混雑でしたが、やはり日本人はちらほらと多く、私は皆さんに甘えてあっちこっちに行ってたので、昨日ほどの時間は並んでなく、あまり書くことがありません。皆さん本当にありがとうございました。で、外人さんとブートの話しをしたりもしましたが、はしょります。まぁグッズを買いこんだりしてたわけです。あと、この日はゲート待ちの間から雨がちらほら降ってました。そしてまたジャグラーが一杯いて、BGMがガンガンかかり、緊張が高鳴る中、

16時半過ぎ、いよいよゲートオープン!!!

”よく辛抱してくれたねー”のアナウンスと同時にダッシュ。
どうやらAゲートはフライングだったようで、我々はトップでゲートを駆け抜けます。荷物チェックのおじさんに一瞬捉まりしたが、なんとか振り切り、階段を怒涛のダッシュで駆け降りフィールドへ。実は、フィールドに降りたときに既に一杯人がいたら、Bステージ前にしようと思っていたのですが、なんと、フィールドには私が3番目のよう!頑張って一人抜いて、キース側のエリアに入ったのは2番目という夢のような快挙!
で、中央から2番目に陣取りましたが気が付いたら5番目になってた(笑)そんなことどうでもいいのですが、2日間とも最前列、しかもこんなとこで観れるとはもうたまりません。
昨日も朝から一緒だったFCの友達は、前日より内側の最前列、相方S山さんはその後ろ、そして同じくFCツアーのもう一人の女性は私めがけて潜り込んできました。そして左側にはこれまた昨日と同じ女性。ふと気が付くと周りはほぼ初日と同じ状態になってます。
で、よく見ると、私から右側5人は日本人、しかも4人目迄女性という、恐ろしい光景。周りも日本人が一杯で、昨晩駅で話し掛けられた方、すごく奇麗な垂れ幕を持って大阪からやってこられた方などなど。凄いですね日本人って。

今日はリストバンドはキース側はオレンジ(この背景よりちょっと濃くてキレイ)で、ロニー側は青。これを付けてれば退出しても帰ってこれるというわけです。一度退出しましたが、元の位置まで無事帰ってこれて一安心でした。
暫くすると一度はやんでた雨がまた。ポツポツ程度ですが、待ってるうちに体が冷えてしまいましたね。ビールも入った体にはやばかったです(笑)でも見知らぬ日本人の子から黒いゴミ袋を貰い、かっぱ替わりに着てそこは我慢我慢。今日はPrinceの "1999" から始まったDJが昨日同様、我々を盛り上げてくれた後、昨日とほぼ同刻にシェリル・クロウ登場。

雨の中、昨日と同じ衣装だったら、と期待してましたが、コートまで着た衣装でちょっとガッカリ(笑)。一度ベースのワイヤレス送信機がうまく作動しなかったようで、歌に入れなかったりしましたが、かわらぬ熱演ぶり。演奏曲は初日と変わらず(thank you Mr.なかじー)、
1.A CHANGE / 2.EVERYDAY IS A WINDING ROAD / 3.MY FAVORITE MISTAKE / 4.ANYTHING BUT DOWN / 5.SWEET ROSALYN / 6.IT DON'T HURT / 7.IF IT MAKES YOU HAPPY / 8.CAN'T CRY ANYMORE / 9.ALL I WANNA DO / 10.THERE GOES THE NEIGHBOURHOOD
最後の曲では、この日はボビー・キーズが ”Stonesのボビー” と紹介され登場。ほかのストーンズバックのホーン達と一緒に熱演。なかなかのサービスぶりでした。今日は See You Later” とは言わずに退場。

今日もその後ベロマークのシート2枚がステージからおろされて、フィールドの頭上をめぐります。そして雨も気が付けばあがって、昨日とほぼ同刻の20:20頃、またまた始まりました! 
なお、写真はこの日は130枚くらい撮りましたが、ほぼ中央にいたため、ぶれまくってうまく撮れてません。せっかくミックも一杯撮ったのに残念。でもレポートとして書くことが無いので一杯載せますね(笑)。ぶれてる上にパソコン上で拡大やらサイズ圧縮やらした結果、奇麗には載せれませんが、ご勘弁を。


STONES 登場!!

今日も元気に "JJF" からスタート!見上げればミックがキースが目の前に!こんなところで観れる幸せをかみしめつつ(嘘、そんな余裕無し)、元気にさわぐ私達。
昨日はこのエリアは凄かったようでしたが、後ろからのプッシュはおそらくTACさんがふんばって下さっていたのでしょう、それほどダイレクトにはきませんでした。ありがとうございました。
さて、ふと気が付けば、ゴミ袋をくれた横の方の女の子達はずっとキースやミックに手を振ってます。いまだにアイドルたれる彼ら、凄いもんですね。で、例に依って肝心のここからの私の記憶はもうぶっ飛んでます(笑)。実は昨日より冷静に見てたんですが、どうしてもろくに覚えてません。音が手元にあればもうちょっとましなレポートにもなったかもしれませんが、こればっかりはしょうがないです(笑)。

さて、演奏ですが、 "JJF" "You Got Me Rocking" と昨日同様の曲目の後、今日は3曲目に "Bitch" 。またこれですか、と思ったんですが、その演奏は...いやー、だめです、本当になーんにも覚えてません。音はブート化されるのを待ちます。そういえば News Group によればどうやら映像もあるようで、こちらもブートで出るのが楽しみですねー。で、残念ながらぶれまくってる右の写真によると、ミックは昨日はオレンジでしたが今日は青いシャツに青いコートを着てますね。うーん、確か素晴らしい演奏だったように思いますが、どうでしょう(なんじゃそりゃ)

そしてミックがコートを脱ぎ、ワンヒットはまだ?なんて勝手な期待が高まる中、ミックがギターを手にやったのは昨日と同じ "Respectable"。まぁワンヒットはやらないんだろうとは思ってましたが、2日連続でこれをやるとは予想外。でも昨日と違って下から見上げるミックの迫力には本当に参りました。もうたまりません。それ以上言えません、失語症です。
フィールドのポジションは早い者勝ちのこの方式、ヨーロッパってやっぱいいなーと思いますね。でもじっくり見るには最前列はだめです。わたしの場合は特に。で、演奏はミックもキースも非常に気合いが入ってるようでした。あと、私はいつもミックのギターがいまいちよく分からないのですが、こんなに近くで手の動きまで見えるとさすがにわかりやすかったです(あたりまえー)。

次は "Gimme Shelter" で、今日はミスりませんでした、キース。どうも昨日は自宅に帰ってリラックスしすぎだったのでしょうか?でもあそこまで見事にミスってくれたことは私にとっては最高の体験でした(笑)。リサのボーカルは相変わらず素晴らしいですね。声量は相変わらずですが、体はボリュームアップしてるようです。私もですけど(笑)。キースは恍惚の表情で弾いてますね。今後音を聴くのが本当に楽しみです。良い音で出して下さいね、各メーカーさん。それにしてもこの曲好きですね、彼らは。世紀末なんで尚更なんでしょうか?でもどんな曲だろうと、ここ London は Wembley Stadium で体験出来たということが私にとっては今までのどのコンサートより最高でした。

そしていよいよロマンチックソングのお時間。きのうのルビー・チューズデイに変わって今日は "Angie" 。予想通りのスペシャルです(笑)。さすがヨーロッパ。もう一度NSで観たアイ・ガット・ザ・ブルースを観てみたかった気もしましたが、 "Angie" もやはり日本で観たのとは違い、ここ地元でこの曲を観るというのに価値があるってもんですね。キースは殆ど後ろに下がってて、私からは見えませんでした。この曲を自分が初めて聴いたのはいつだっけなー、当時は歌詞を読んでめっちゃ感動したなー、今もその時のように感動できるだろうか、なんて思いながら見入ってました。本当にいつ聴いても素晴らしいですね、きっと多くのカップルはこの曲の中、抱き合っていたことでしょう。羨ましい限りです(爆)。

この辺だったか、隣の子が横からのプッシュに耐えれなくなったというわけで、私は2列目に回り、彼女をガードしはじめました。左の女性も連日男性にガードしてもらってましたね。というわけで、覚えてない分を写真でごまかしてきましたが、その写真の量が減り、更に変な出来になってますんで、ざーっと流します(笑)。

"Honky Tonk Women"
昨日と同じくシェリル・クロウが曲中にさっそうと登場して唄いだします。衣装はやはり前座の時と同じ。またまた残念。それにしてもやっぱいいっすねー、ゲスト付きは。この曲を唄うシェリルはとても素敵でした。ミックもシェリルと絡みながら、非常に楽しそうでした。今日は演奏後キースとはキスをしなかったようです。そういえばキースはいつものようにチャックのとこで鍵盤引き&キックやってました。お約束です。もひとつそういえば、ですが、曲中の地名はなんて唄ってたかなー、うーん、音が無いとこれまた思い出せませんねー。いやー、本当にブートに期待です。

続いてやっぱりコーラスは良かった "Saint Of Me"。ミックのギターパートが終わった後、ギターをステージ下で控えてるピエールに渡すのですが、なんか一瞬うまくいかなかったような感じでした。

いつものように金ぴか衣装を着た"Out Of Control" の後、そのまま "Paint It Black" へ。NSからミックはこんなことしてたっけ?という変な振り付けをミックがやってます。手を合わせてクネクネクネクネと。気持ち悪いような感じもしますが、妙にはまってて良かったです。
ただ、私の位置からはわからなかったですが、果たして観客も同じ振りで踊ったのでしょうか?そこは気になります(笑)

この後、メンバー紹介。
ようやくチャーリーが見えました。前で見ると演奏するチャーリーが見えないという大きな欠点がありますが、見える所にいてもそれほど見るわけではない、と割り切りました。が、ちょっと寂しいですね。

 

いよいよキースコーナー。キースも皺だらけでしたが最高にカッコ良かったです。

"Thief In The Night"

"B4 They Make Me Run" (セットリストの表記を真似てみました)

さて、この次はさっぱり見えないBステージ。今日も音響ミスがあり、 "Route 66" はフェードインになってしまいます。続いて昨日と変わらず "Like A Rolling Stone" "Midnight Rambler" 。私はビールとタバコで一服。そういえばミックは薄ピンクのシャツに銀のジャケットでBステージに行ってます。

この後はまーったく昨日と同じ。 "Sympathy For The Devil" では衣装を替えてBステージから帰ってきたミックを写しまくりましたが、見事にぶれまくってました(涙)。しょうがないですね。今まで押し合いの中ではろくに撮ったことなかったし。実は撮影すると更に気が散るんで、あまり好きじゃなく、今までも殆どやったことないのでした。いずれいい写真が手に入ったらまた更新しようかな。

その後いよいよステージは私が見る事の出来た2公演のラストへと突き進みます。
思いかえれば初めて観たのは初来日の初日。そして初の海外公演は BTB 初日、シカゴだったのです。それが今こうしてこんなところから見上げているとは。あぁ、つくづくみんなにも感謝です。

そのラストはお約束、 "Tumbling Dice" "IORR" "Start Me Up" "Brown Sugar" と怒涛の演奏。
いつもこの頃になると、あぁ、こうして見られるのもあと少し、とフト悲しくなってしまいます。しかし、今回は更に、こうして見られること自体が殆どなくなるのでは、という不安が入り交じった複雑な心境でした。いつまで彼らは転がり続けてくれるのだろう。 BA の機内誌にもはっきり載ってましたが、でかい所を回るワールドツアーは、どうもチャーリーが嫌がってるようだし。まだまだやれそうに見えるけどなー。

でもそんな事をゆっくり考えるまでもなく、遂にアンコールへ。

リハーサルで演奏していた "Salt Of The Earth" が始まるのを期待して、 ”Let's Drink -” なんて唄い出す観客もいます。実は私もそうでしたが(笑)。Small Gigがスペシャルだっただけに期待は高まります。

しかーし、始まったのは昨日と変わらぬ "Satisfaction"
ミックは黒づくしで登場。いよいよ本当に最後になってしまいました。最後の Wembley Stadium 公演が遂に終わろうとしています。もっともっと長く演奏して欲しかったのですが、その熱のこもった演奏が終わった時、 BTB のラスト同様、今日はスクリーン周辺から花火が吹き出し、 Wembley 公演は遂に終了しました。
演奏後の彼らの最後のお辞儀を見ながら妙にしんみりしちゃった私でしたが、最後の派手な花火をみたらなんかスッキリしました。ありがとう、ストーンズ。
なーんてちょっとカッコ付けすぎですね(笑)似合わん。

最後にその last bow と解体風景をのせてレポートを終わりにしましょう。

なお、この日は解体の為に、余韻に浸る間もなく追い出されるわけですが、めげずにセットリストを入手し、やはり一人で電車で帰った私。さすがに前日で通行止めには懲りたんで Stadium からは大回りして駅へ行き、かなり早くホテルに戻れました。本当に幸運にも2日とも最前列のグッドポジションで観れたという充実と、心地よさを通り越した疲労で、また車内はぐっすり寝ましたけどね。もう声も全く出ない状態になってしまってました。

いやー、それにしても素晴らしいショーでした。その気持ちはとてもレポートではうまく書けませんが、一緒に観たみんなのレポートも楽しみにしています。皆さん、また近いうちに、観たもの同志で会いましょう!

そういえばブートのHPとは思えない内容ですね。ここだけは(笑)


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