Wembley Arena, London, UK
9/13
- in London
この日は Wembley
Arena でのコンサート。もともとわたしはダブリン一回だけの予定だったのですが、
9/14・15 の予定だったウェンブリー公演が、ミックの喉の不調もあって直前に急遽
9/14 の公演が 9/13 に繰り上がったので見れることになったのでした!
さて、ダブリンからロンドンへ向かう便はかなり便数がありますが、早く空港へ向かうべく朝6時半に起きます。うーん、やや二日酔い(笑)。先輩もかなりつらそうながらも空港まで送って下さいました。
さて、ダブリン入りの際は大変だったエアリンガスでしたが、空港に着いてすぐの8:20発のEI
156便に乗れるとの事。予想より早い便に乗れたので、ろくに買い物もせず、そそくさとアイルランドを後にすることに。 |
さて、私はB2Bの99年ウェンブリースタジアム公演以来4年ぶりとなるロンドン。この土曜と翌日曜だけという寂しいステイですが、電車にはちょうど便利な weekend travel pass を購入。この土日は地下鉄やバスに乗り放題という優れものです。そしてさっそくピカデリーサーカスに移動して、日本から先入りしていた友人が利用していたホテルにチェックイン。前日に電話で尋ねたらチェックインは14時以降と言われてましたが、11時前なのにチェックインOKでほっと一安心。外からの見栄えも立派だし、こりゃいいホテルだなーと思いきや、フロントでシャワーがどうのこうと・・・? なんと!13,000円も払ったのに部屋にシャワーもない!!トイレもない!!共同トイレ&シャワーでした。あぁ〜、4年前の episode4 に続いてつくづく
ロンドンではシャワーに縁がない
値段が高いにしても、どうせ寝るだけだからいいや、と天気もいいことだし、さっさとマックでお昼を済ませて、いよいよポイントで並んだ時に頼んだVIP(?)チケットを某高級ホテルへピックアップに。立派過ぎてベロTシャツで入るのは気がひけましたが(笑)
そのホテルの一室に
Ticket Office が。officeには4人の女性スタッフと Shelley 女史がいて、電話やFAXが並んだ机の一角にチケットがパスと一緒に一杯並んでます。Shelley女史とお話しするような機会はありませんでしたが、スタッフの一人から
"楽しんでね"
とチケット(わたしには当然パスはない)を受け取り、早速確認してみる。"どんなチケットが?"と、ずっとわくわくしていたんですが、
世の中そんなに甘くない
ロニー側のステージ横スタンドの14ブロックの7列目。たしかにいい席ではありますが、満足できるはずもなし。 |
とは言いつつ、いい席だったら夕方までゆっくりソーホー近辺でお買い物を、と思っていたのですが、こりゃいかんとダフ屋さんを求めて早速ウェンブリーへ。
14時頃には着きましたが、座席指定のコンサートですし、まだだーれもいません。当然ダフ屋も。
それにしてもロンドンでも会場付近に来るまでは、お帰りストーンズなんて雰囲気は全くなくて寂しいぞい。
こりゃ困ったなーと思いつつも、Box Office が開いているので、“予約してないんだけどいい席あります?” と尋ねると、なんとロニー側A4の4列目、やや左寄りが!でもキース側のA2は?と聞くと、11列目の27番が! 1番がステージに向かって右端からだと確認し、27番なら中央寄りだろうとそのチケットを無事ゲット!!
なんたる幸運!!
もともと私はウェンブリーが直前に日程変更されたので見ることが出来るようになったのですが、その変更のせいでしょう、こんな席がポロリと出てくるなんて。まぁ世の中甘くはないといいつつもほんとラッキーでした!
そうそう、売り場の笑顔が素敵な大柄のおばさんに、“自分のブロック14のチケットと交換してくれませんか?” と冗談を言ってみたら、おばさん笑いながら “夕方頃にはここに列が出来るし、予約してない誰かに売ってしまいなさい” とこれまた素敵なアドバイス(笑)
そして無事チケットをゲットした後、"えらく静かだねー"と話し掛けてきたオランダ人と暫く話をしていると、日本人の知り合いの方が空港からダイレクト到着。あとはその方と食事をしたりと夕方までご一緒させていただきました。その間、リハで多分"Bitch"、そして
"Dice" "IORR" を耳にします。ボーカルはバナード。今日は Sticky
Fingers Night なのかなー?なんて思いながら、キースがよくリハをやってるという噂の
"You Win
Again" をやるかなと待ってましたが、どうやらやらなかったようです。
そして夕方以降になると友人知人がぞくぞく到着。Cat
Foodのオークさんとも無事合流。オークさんも渡欧直前に席をアップグレードしたようで、なかよく記念撮影。あとわたしはこの2日間のウェンブリー公演の初日だけで帰ってしまうので、ダブリンにも見に来てて、アストリアやそこら中でも目撃されている有名なファンのキースとロニーのそっくりさんとも記念撮影(笑)。そうそう、わたしはこのイングランドTシャツ、8月のロンドン公演に行かれた方からお土産にいただいたやつをダブリンでも着てましたが、ここでまた新品を購入して着替えてます。こちらはダブリン公演Tと違ってお気に入り(笑)
さて、前座のTim Burgessもそろそろかなという時間にいよいよ会場へ。すると金属探知機はあるし、前回 8/29 には、カメラが見つかり退場になった人もいたと直前に聞いたこともあり、カメラはあっさり預けてしまいました。すみません。
そして席を見に行くとなんと花道の真横!!なんて今回のツアーはついてるんだろう!!
しかしアリーナエリアに入ってしまえば、チケットチェックもなく、なんだかなー?。さて、前座の演奏はそこそこに会場をうろうろ。そのうち座席に戻ると、なぜかA2は人だかり。そう、上で書いた通り、殆どノーチェックで誰でも前に行けてしまうので大混雑(笑)。そこでわたしも花道脇を、本来は6列目の席くらいまで前進して、知り合いと話してるうちに
1. Street Fighting Man |
前に押し寄せた集団は怒涛の盛り上がり!!しかし最初のキースは変だったと思いますが覚えてません(笑)
それにしても近い!うぎゃー真正面!ホントまさに↓の写真のような感じでした。
これらは全てプレス写真です - from
press photographs
しかーし、前に押し寄せたその怒涛の集団も長くは持ちません。バイトのスチュワード君が席に帰れと今更やってきます。が、みんな当然無視。しかし
"Don't Stop" あたりでいかついセキュリティーを連れてきてしまい、すごすごとみんな席に戻ります(笑)
更によくないことに、みんなに無視されてスチュワード君の気分を害したのか、キース側のA2側は、花道横の席でも柵と席の間の通路に立つことを彼が許さない!A4はどうやらみんな柵によりかかってるのに(翌公演は逆でA4側が厳しかったそうです)。このインド系のスチュワード君、さらに融通がきかず、この後ずっと花道横の通路を行ったり来たりと、ほんと目障りでしたねー。まぁ彼は仕事として一生懸命がんばってるんでしょうし、そう言ってはかわいそうだけど。
それはいいとして、ショーは進みます。ポイントでもそうでしたが、
キースのギターがやたらとでかい!!!
前半のたたみかける曲でのキースのギター炸裂はもう最高!日本では残念ながらキースのギターは小さかったので、この爆音には鳥肌です。あとキースといえば、あのチェーンブレスレットをしていません。ポイントでもそうでしたが、最近いつの間にかつけなくなったようです。そしてミックとキースも最初は地味な衣装でしたが、いつのまにか派手なシャツに着替えましたね。そしてこの日のリサ、スリットの入った超ミニで素晴らしい衣装でしたよ>shigeさん
これらは全てプレス写真です - from
press photographs
途中、自信はありませんが、ミックが MC で “ここでは1965年からやってるんだぜ” と言ったと思います。そう、Wembley Arena とは以前 Wembley Empire Pool と呼ばれており、ミックは65年と言ったような気がしますが、64年から "Ready Steady Go !!" や "NME Pollwinner's Concert" などでストーンズはステージに上がっています。おぉ〜、まさに40Licks!40年も前だよー!
さて、スローコーナーではわたしが行くことが出来なかったポイント初日でやってしまい、“また見たかったのになー” と思ってた "Wild Horses" ! うーん、目の前で見れて感動。永遠の名曲ですねー。そして今夜は 『 Exile On Main Street 』、メインストリートナイト! "Loving Cup" "Rocks Off"、ミックがもういっちょやるぜと始まる "Tumbling Dice"。リハでの "Bitch" は聞き間違いか?
この "Loving Cup" は最高でした!
ちなみに 8/29 Wembley では 『 Let It Bleed 』 、そしてこの日の翌公演 9/15 は 『 Sticky Fingers 』 ナイトでした。
そしてキースコーナーではこの前のポイントに続いてまたしても "Nearness"!この日も素晴らしかったですね、それしか覚えてないですもう。ただ6列目以降のお客さんは、どっと席に着いたりトイレに行ったりビールを買いに行ったり(なんでやねーん!よく見渡せるけどさ)。定価が3万円とチケットが高額だったこともあってか、ノリまくりの観客だけではなく、腕組みして冷静なお客さんやら入り混じってましたね。
さて、以降の記憶は毎度の事ながらふっとんでますので、演奏がどうこうなど全く書けません(笑)。しかしほんとキースはテーマアルバムを無視しますね。この日の2曲目はメインストリートからの "Happy" ではなく "Before They Make Me Run"。そしてもうすっかり定番の "Paint It Black" も大盛り上がり!!そうそう、キースはこの曲は以前のサドスキーのエレキトリカル・ガットではなく、ストラトシェイプのを使ってましたね。大昔に使ってたサンバーストではないようでしたが、なんでしょうあれは。
そしてBステージ。花道ではチャーリーが珍しく男性の差し出した 『Black & Blue』 LPジャケにサイン。ご丁寧に裏返して自分の顔のところに(笑)。私も無我夢中で手を伸ばしますが、またしてもオリジナルストーンズには触れず(笑)
Bステはもう背中を見てるだけでしたが、"Mannish Boy" 最高!ただチャーリーのハイハット付近のマイクの調子が悪く、スタッフが何度か位置を調整してました。さらに曲間ではやたらとノイズが響きます。あとの "IORR" と "BS" は何にも覚えてません(笑)
ラストは "JJF"! 凄いぞキース!! ミックも絶好調!!
それにしてもチャーリーが凄い!!
ポイントの "JJF" は変則的なエンディングでしたが、この日はノーマルな終わり方。最後にチャーリーのスティックがすぐ近くに飛んできますが長身のヨーロッパ人には勝てず(笑)
そして最後のお辞儀。
本当にタイトで素晴らしい演奏でした
そして2公演とも最高のポジションで見ることが出来、わたしは幸せ者です。セットリストはやはりサプライズはありませんでしたが、この素晴らしい演奏を前に、そんな気持ちは一瞬で吹っ飛びましたね。ストーンズのピークは一体いつまで続くんだろう?そして、"あぁ〜ロンドンで彼らを見れるのはあと何回あるだろう?" と、毎度の事ながらややおセンチになったわたくしでした。
終了後、どこかで飲もうかどうしようかと何人かで暫く集まってしましたが、電車が動いているうちにホテルへ帰ろうとみんなと解散。みんなとウェンブリーに別れを告げました。今度は
MSG で見てみたい!!
こうして12時前にピカデリーサーカスに戻りましたが、残念ながら街中も12時を過ぎるとパブも閉まってましたので、友人とホテルのバー、そして引き続いてわたしの部屋で、感激を胸に遅くまで飲みました。いやー、ほんとよかったです。
おまけ
わたしと友人が泊まったホテルのシャワー、部屋から内線で “シャワーを浴びたい” と電話すると、トランシーバーでその指示を受けたホテルマンが部屋にバスタオルを持ってきてくれます。そして彼に連れられて共同トイレと一緒にある空いてるシャワー室へ行くんですが、なんだか無口でぶっきらぼうなインド系の方で、チップのことなど忘れてました(笑)。ちなみに前の日の晩には夜中に火災報知器が鳴り響いたらしいのですが、この日は大丈夫で安心して朝まで眠れました。