The Point, Dublin, Ireland
9/10
- on the way to Dublin
アイルランドはダブリン、ポイントシアターでストーンズを見よう!と思い立ったのは7月頃。ただ、どうしても休暇の都合でダブリン2公演のうち、片方しかいけず、9/11だけに絞ったのが8月中旬。そしたら9/1にロンドン公演の日程変更があり、そっちもみようと旅程を急遽変更。そんなこんなであっというまに出発の日。
この日は夜にはダブリンに着いて、IORRのチケットトレードで取引をした見知らぬ外人さんと、チケットと現金の受け渡しをしなけりゃいけません。そう、今回のダブリン9/11とロンドン9/13の2公演のチケット、わたしは2枚とも手元にないまま旅立つのでした!
しかもダブリンのチケット受け渡し場所などは、その時間に彼が何処にいるかによるので全くの未定(笑)。そのために現地で使える携帯電話が必須なんですが、ひそかにいろいろと不安な旅立ちです。
予定便 |
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NRT - LHR |
NH 201便 |
11:40 - 15:55 |
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LHR - DUB |
EI 175便 |
18:10 - 19:25 |
出発前にはたくさんの皆さんの行ってらっしゃいカキコに感激しながらなんとか眠りにつきますが、興奮してすぐに目が覚めてしまう。
どうせ機内で寝るんだし、えーい、もういいや!と飛び起きます(笑)。6時前にはもう家を出て、普段は高速道路ではほとんど右側車線、もしくはちょこまかと車線変更して追い越しを繰り返す私が、珍しく慎重にずーーっと真ん中車線を走り成田へ(笑)。そして早くも7時には成田空港に到着。
出発前にも成田から携帯で掲示板にアクセスしてましたが、Shidoobeeで気になるダブリン初日(9/9)のセットを確認。やはり会場がスタンディングシアターとはいえ、特に驚きの選曲ではない模様。うーむ、最近曲目は変らないからねー。でもよしよし、とはいえやっぱり "Nearness" はやってないなー、あらー "Everybody Needs -""Wild Horses" やっちゃったかー、などと思いながらも、宿泊先の大学時代の先輩へのお土産や、向こうで使える携帯電話を借りたり、その電話番号をメール連絡しまくったりと大忙し。
そしてチェックイン、無事予定通りの便でロンドンへ!搭乗前には掲示板に現れてくださったbabieさんとお会いできました!
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機内では通路側のシートだったし、朝はゆっくり寝てないので安心してぐっすり寝れると思いきや、小心者の私はどうも落ち着いて寝れない(笑)。 |
次はいよいよダブリンへ移動!
空港でターミナルを移動し、エアリンガスの搭乗手続き。今度は予定の便には乗れずに待機。ところがそのうちカウンターのおばさんが私のチケットを見失うわ、次の飛行機は大幅に遅れるわで、どたばた。babieさんは別のエアライン利用でしたが、そちらも遅れているということでロビーでばったり。結局ヒースローでは5時間近くも足止めをくらい、その間、コンサートチケットの取り引き相手の外人さんと電話連絡を取り、無事繋がったので安心安心。しっかし
もう時差ぼけ限界
この頃が眠くて眠くて一番つらかったですね。
ロビーでは人が読んでた新聞の一面に初日のダブリン公演が載ってるのを見つけましたが、ゲートでのスタンバイが続くし、なにより眠くて疲れて買いに行く気力なし。そんなこんなでなんとか22:30頃にダブリン到着。
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空港には大学時代の先輩が車で迎えに来てくださっており、数年ぶりの再開に感激しつつ、外人さんに携帯電話で連絡を取り、めでたくチケットをゲット。よかった〜。 この日はもう遅かったのでパブも閉まっており、宿泊先の大学時代の先輩の家で祝杯!2時前に6時半に目覚ましをセットしてぐっすり就寝。 |
9/11 - at The Point
朝6時半に起き、電車と歩きで8時過ぎに The Point に到着。この時間で12番目!
そこで何人かの日本人の知り合いとも再会し、11時ごろには最高板でおなじみのshigeさんともお会いしました〜!そしてポイントシアター周辺は徐々に並ぶ人が増えていきますが、ダブリンの街自体はさほどストーンズの82年以来のアイルランド公演に盛り上がってるわけではなかったですね。朝早くから列に並ぶ人も地元の方よりは常連追っかけさんが多く、列が100人に達したのはたしか15時過ぎ。
そんなこんなで、知り合いや、shigeさんなど初めてお会いした方と、9/9ダブリン初日の Happy イントロ失敗やり直しや、キースコーナーの前のキースの即興ライブの模様や、ポイントシアターの入り口からステージ前までをいかに駆け抜けていくか、といったことを話したり、途中でお昼に行ったりしてるうちに時間はどんどん過ぎていきます。お昼は日本から来た皆さんと近くのパブでカレーを食べましたが、わたしだけしっかり with ギネス(笑)。手にナンバリングしていることもあり、お昼やトイレなどもある程度自由に動けました。
そうそう、ポイントシアターはこんな川沿いにあります。川沿いの散歩道にはなぜか牛の像がいくつかあり、どれもおもしろいペイントが。写真の牛はタバコ、ハッパ、クスリ、原子力などに反対のご様子(笑)
そんなこんなで時間もたってゆき、15時過ぎからはみんな立って並ぶようになり、だんだん興奮と緊張が高まってきます。そして16時ごろにはウェンブリーのチケット(余ったVIPチケット?らしい)の予約をスタッフがこっそり取りに来て、わたしも13日のチケットは持ってなかったので、すかさずオーダー。どんな席になるかとドキドキ。そして17:30ごろかな、遂に第1ゲートオープン。会場の入り口前まで移動します。つぎの第2ゲートでは4列のボディーチェックが待ち構えます。
そしていよいよ18:30には第2ゲートオープン!わたしはデジカメを仕込んでいきましたが、荷物&身体チェックであえなく撃沈(涙)。その間、他の列のチェックを終えた人が何人かどんどん入っていきますが、みんなは中央付近に固まったようで、わたしは無事狙い通りキース側最前列をゲット。
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というわけで10時間以上並んでいよいよ入れたポイントシアター、会場は縦には長いのですが、横には狭く、ステージ幅も非常に狭い!Bステはありませんが、ステージ中央には3段下がって小さな踊り場のような超ミニステージがありました。そしてステージの高さは180cmもないほどで、最前列でもドラムセットはほぼ全部見れます。 |
ひょえ〜、こんな近くで見れてしまうよー!
と、今までシアター経験もない私は大興奮!。これで最前列は4度目ですが、今までの東京ドーム、ウェンブリースタジアムと違い、今までで一番近い!(横アリのBステは除きますけど)。
先入りのファンアサイラムの人たちも何人かいましたが、そちらはゆったりシートで見る人も多かったみたいですね。さて、そんなわけでカメラは預けさせられてしまいましたが、陣取った場所の目の前にセキュリティーがいたし、カメラがあっても写真は全くとれませんでしたね。あと、わたしの近くは暫く結構すいていたのですが、ストーンズが始まる頃にはお母さんのごり押しで私の右横には小さな男の子が入ってきました。家族そろって見に来る人も多かったようです。
さてさて、入ってしまえば最前列は柵に寄りかかれるし、荷物は柵の中にほりこめるし楽チン。あとは登場をひたすら待つのみ!20:15には前座の Thrills というアイルランドのバンドが登場。現地の若者にも結構人気があり、日本にも来日しています。ギターとベースが途中でパートを交代するという変わったバンドでした。まぁまぁこちらも盛り上がり、と書き出すときりがないのですがカットして肝心のストーンズ。
21:30、いよいよスタート!!
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しょっぱなで "Start Me Up" ! この時点で、うーん、一昨日はアリーナセットっぽかったけど、あらら今日はスタジアムセットかー?とチラリと思いましたが、これはここダブリンでは大正解!8,000人クラスで繰り広げられる
Hot Rocks 大会 (この表現はbeatlegより)は、もうもの凄い盛り上がりとなります!
セットは
"SFM"を真ん中、"Paint It Black" を後ろに持ってきたりとちょっと変則的ですが、特別レア曲はありません。それにしてもあらためて振り返ってみると、後半、悪魔以降のほとんど60年代の怒涛の攻勢はほんと凄かったです。ミックもすっかり好調のようで、本当に素晴らしい演奏でした。そして観客のノリもよく、ポイントシアターは最高の雰囲気。ほんとにただ単に素晴らしいショーでした、としか表現できません。
とはいいつつも、変わったところでは、まず "Angie"
。行けば必ずといっていいほど "Angie" を演奏してしまうというジンクスを持った知り合いが8月末のロンドン遠征ではこの曲に遭遇しなかったのに、あらら〜、なんとなくやるんじゃないかと思ってたけど、アイルランドまで来てわたしが遭遇しちゃったよー、と思いましたが、キースがじっとせずに歩き回りながらアコギを弾くという、あまり見ない姿を見ました(笑)。そして続く
"You
Can't -"、キースがタメを利かせてイントロを弾き、チャーリーもゆったり入ったと思えば、ミックが歌う前にチャーリーの前でテンポをあげろとしきりに合図。そして歌いだしたらミックはめちゃくちゃ速い!!(笑)。
そしてそれに引きづられすぐテンポがややあがっていきます。観客のノリを落とさないよう、盛り上げたかったんでしょうね。そういうところはさすがミック。そういえば9日は Andrea Corr が
"Wild Horses" でゲストでしたがこの日はゲストはなし。
他にははじめて見た
"I Can't Turn You Loose"、そして"The Nearness Of You"。もうこれは最高としか言い表せません。Nearnessでは曲の間中ずっとキースが投げ捨てたタバコがステージでくすぶってて、右手から見ていたわたしからは、その煙がまた幻想的な雰囲気をかもし出してました。
"Midnight Rambler" もちょっとリズムの間(ま)がいつもと違った感じですんばらしい!!そして会場が一番盛り上がったのが"Paint It
Black"。これはイントロが始まるや否や、会場のあちこち、かなり高齢のおばあ様から若い女の子までから、黄色い悲鳴が一気に上がるほどの人気。近くにいたかわいい女の子も、それまではクールに見ていたのにこの曲では頭を激しく揺らしながら陶酔してるのが面白かったです(笑)。それに応えるべく演奏もすばらしくタイトで最高でした。また、
"Honky Tonk Women" ではリサがミックを後ろから抱きしめ、ミックののTシャツをどんどんと上にはだけて胸をあらわにして胸をまさぐって、ミックが"びくっ"と体を震わせて感じてしまったりと面白かったですねー。あとラストの
"JJF" 、最後のキースのジャガジャーンが終わったと思えば、更におかずが始まるという変わったエンディングでした。
個人的には、キースが何度もまさに目の前でガンガン弾いてくれたり、ミックとキースが一緒に目の前に来たり、ついにかぶれたミックのペットボトル聖水(笑)などなどで、私はすっかり
失神ミーハー状態
になってましたが、ミックとキースも中央のミニステージに一緒に立ったりと、ストーンズもかなりご機嫌。ほんとにいい演奏でした。
しかーし、
一つくやしかったのはピック
開演前にセキュリティーが配ったり、キースが投げ入れて落ちたのをセキュリティーが拾ったり、何度かチャンスはあったのですが、そうした身の回りのピックは全部となりの小さな男の子の手の中に。あぁ〜、更にはコンサート終了時にダリルジョーンズまでもがこの子に向かって投げ入れます。終わってみれば彼の手の中にはなんと5つものピック!それを奪うわけにもいかず、"よかったねー"
なんて声をかけながらも、ちょっとくやしかったぞい!
あと今回知り合った日本人の皆さんと記念写真を撮ったものの、思いっきりぶれてて、これまた悲しかったです(笑)。
というわけで、ポイントはスタンディングシアターでしたが、セットはいわゆるシアターショウではありませんでした。でもタイトな演奏が繰り広げられた素晴らしい Hot Rocks 大会に、素晴らしい観客のノリ、そして低くて小さなステージに対して最前列。やはり行ってよかったとしみじみ感動しました。
ショウのあとはダブリン市街地まで歩いて、記念写真を撮った皆さんとパブで乾杯!!ギネスがもう最高にうまかったです!!パブにはベロTを着た人もちらほらいて、見知らぬ外人さんとも大いに盛り上がりました。あとshigeさんがもってこられていた柿ピー、最高においしかったです!外人さんにもなかなか好評でした(笑)
おまけ
大爆笑のご当地Tシャツ。
アイルランドらしいデザインで、勿論記念に買いましたけどこれを着ると、あーらほんとに間抜けです(笑)。